平成4年旧司法試験刑法第1問

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犯罪の積極的成立要件 - 因果関係
共犯 - 共同正犯
共犯 - 教唆犯・幇助犯

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 甲は、乙に、Aを殺害すれば100万円の報酬を与えると約束した。そこで、乙がAを殺そうとして日本刀で切りつけたところ、Aは、身をかわしたため、通常であれば二週間で直る程度の創傷を負うにとどまったが、血友病であったため、出血が止まらず、死亡するに至った。甲は、Aが血友病であることを知っていたが、乙は知らなかった。
 甲及び乙の罪責について、自説を述べ、併せて反対説を批判せよ。