平成5年旧司法試験刑法第2問

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財産に対する罪 - 窃盗罪
財産に対する罪 - 詐欺罪

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 甲は、現金を盗もうと考え、A方に侵入し、タンスの中を物色したところ、茶封筒があり、それを取り出して中を見ると現金10万円が入っていたので、ポケットにしまって引き上げた。自宅に帰る途中、もう一度中を見ると、B信販会社発行のA名義のクレジットカードが現金に紛れて入っているのに気付いた。そこで、甲は、このクレジットカードを利用しようと考え、翌日、加盟店であるCデパートに行き、Aを装って同カードを使い5万円相当のカメラを購入した。その代金相当額は、後日、B信販会社からCデパートに支払われた。
 甲の罪責を論ぜよ。