平成9年旧司法試験刑法第2問

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生命・身体に対する罪 - 殺人罪
国家の作用に対する罪 - 司法作用に対する罪

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 甲は、たまたま居合わせた妻乙の面前で、隠し持っていたけんじゅうを用いてAを射殺した。甲は、殺人罪の訴追及び処罰を免れる目的で、実弟である丙に対し、犯行に使ったけん銃を手渡し、身代わりとなるように依頼して警察に出頭させた。一方乙は、警察から参考人として事情を聞かれた際に、「確かに丙がけん銃を発射しAを殺害したところを見ていました。」と供述した。
 甲及び乙の罪責を論ぜよ(特別法違反の点を除く。)。