財産に対する罪 -
詐欺罪
財産に対する罪 -
横領罪
財産に対する罪 -
盗品等に関する罪
Aは,宝石(時価100万円)を詐欺によりBから取得したが,その事情を秘して,宝石を100万円で売却することを甲に依頼した。甲は,宝石を受領した当初は,それがだまし取られたものであることを知らなかったところ,その後,偶然その事情を知るに至ったが,そのことを秘してCに売却し,代金100万円を受け取った。甲は,その代金のうち30万円を自己の借金の返済のために使ってしまい,Aには,「70万円でしか売れなかった。」と言って納得させ,残りの70万円を渡した。
甲の罪責を論ぜよ。