ご質問ありがとうございます。
行政書士試験の勉強経験がおありならば、民法を最初にやるのが一手だと思います。民法は分量がかなり多い法分野なので、後回しにすると結構着手しにくいという側面があります。
そのため、早めに民法に着手すると望ましいところ、行政書士試験の勉強経験があれば民法に触れた経験がありますので、最初に民法に取り組むのが良いと思います。
民法の次は、刑法→刑事訴訟法の順番で刑事2科目を一気に受講するのが一手です。この刑事2科目は、『名探偵コナン』や『相棒』といった推理系の作品を見た経験が僅かでもあればイメージが持ちやすい点や、基本7科目の中でも処理手順が確立しやすいといった点から、民法受講後に早めに学ぶのが一手です。
その次は、商法→民事訴訟法の順番で受講します。この2科目は結構とっつきにくく、民法がある程度頭に入っていないと、メダパニやマヌーサにかかりやすいです。そのため、民法を受講済みであり、刑事2科目で法律に頭を慣らした状態で受講するのが個人的にはおススメです。
最後は行政法→憲法の順番で公法2科目を受講します。行政法は、他科目に比べると事前準備すべき知識と解法が少なくコスパの良い科目なのですが、初心者段階で見ると訳が分からないというケースが多いので、最後の方の受講で大丈夫です。行政法は、行政書士試験の勉強経験があればとっつきやすいですが、その場合でも先に商法→民事訴訟法という難度の高い民事2科目を先に受講した方が後々の負担が減るので、行政法は後の方の受講で構いません。
そして最後に憲法を受講します。憲法は、実は民事事件・刑事事件・行政事件において憲法問題が出てくるという場合が多いので、先に民事3科目・刑事2科目・行政法を見ておいた方がイメージを持ちやすいのです。
そのため、憲法は基本7科目の中で最後に受講するのが個人的にはおススメです。
以上をまとめると、民法→刑法→刑事訴訟法→商法→民事訴訟法→行政法→憲法の順番で受講するのが一手として考えられます。